川越英語案内人〜川越を英語で歩こう会〜
喜多院五百羅漢の釈迦如来像
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作成日時 : 2008/06/01 19:34
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お釈迦様の像に少し近付いて、下からお姿を見上げてみました。 どうですか。 背後の木が天蓋のように見えますし、ちょっと少年のようで、気品のある、いい表情をしていますね。 「どうなさいましたか」と優しい目を向けて、問いかけてるように見えませんか。 偏袒右肩(へんだんうけん=袈裟の右片袖をぬいて右肩をあらわす、古代インドの僧の最敬礼の姿)で、手は、深い瞑想を表す禅定印(ぜんじょういん)を結んでいます。
蓮華座の下には、牡丹の花が見えます。 五百羅漢思想は、中国で生まれたといわれていますから、やはり、中国の国花なのでしょう。
羅漢さんたちの履物を見てみるのもおもしろいですよ。 草履か靴を履いています。 草履はインドの影響で、靴は中国の影響だといわれています。
その他、持ち物を一つ一つ見てみるのも興味深いですよ。 入り口近くには番傘を持っていたり、網代笠を持っていたりします。 ああ、「網代笠=あじろがさ」ってご存知ですか。 網代とは、竹やヒノキなどを薄く削ったもので、斜めまたは縦横に編んで作った笠です。 お坊さんが、托鉢などで外へ出る時などに被っている笠のことです。 入り口を入ってすぐの所、開かずの門の手前、塀際にあります。 網代の目までしっかり刻んでありますよ。
時々、お客様から、これらの像は、どういう石を使っているのかと訊かれることがあります。 それで、知り合いの石屋さんに尋ねたところ、「
小松石
だろう」ということでした。 神奈川県湯河原町、真鶴町一体の海岸に産する安山岩で灰色。 柔らかくて彫り易い石だそうです。 でも、そうすると、酸性雨などによる被害が心配ですよね。 今現在もかなり劣化しているものもあります。 あと百年もしたら、これらの魅力的な羅漢さんたち、崩れてなくなってしまうかもしれません。
「
Let it be!
あるがままに
。」とお釈迦様が呟いたような気がしました。
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